トップ>ブログ>燃えないモバイルバッテリー?CIOの半固体系バッテリー【SMARTCOBY SLIM Ⅱ Wireless 2.0 SS5K】を使ってみた!

ブログBLOG

燃えないモバイルバッテリー?CIOの半固体系バッテリー【SMARTCOBY SLIM Ⅱ Wireless 2.0 SS5K】を使ってみた!

公開日: up最終更新日: 2026年07月22日 水曜日

初めての「リコール対象」に……

皆さんは、自分の使っている家電が「リコール対象」になったことはありますか?

私は先日、数年前にAmazonで「有名メーカーだから大丈夫だろう」と購入したAnkerのモバイルバッテリーで、人生初めてのリコール当事者になりました。

きっかけは、外出先のカフェでの出来事。帰りのスマホの電池を切らさないよう机で充電していたところ、バッテリーが触れないほど異常に熱くなっていたのです。

帰宅後に調べてみると、2週間前に公式サイトで自主回収が発表されていました。

Ankerグループ4製品に関するお詫びと自主回収のお知らせ

リコールの原因:製造工程での不備(異物混入)による内部短絡(ショート)の恐れ。

ちなみにAmazonで購入したものが、リコール対象になった場合、このようにアプリ側から警告通知が来るようです。
(初めて見ました……。)

回収手続きを進めることになりましたが

「また同じようなバッテリーを選んで大丈夫なのかな」という不安は残ったままでした。そんな不安を解消するためにたどり着いたのが、次世代の技術を採用したCIOの半固体系バッテリー「MARTCOBY SLIM Ⅱ Wireless 2.0 SS5K」です。

 

安全をお金で買う!「半固体系バッテリー」との出会い

交換品が届くまで時間がかかることもあり、新しいモバイルバッテリーを探すことにしましたが、最近のモバイルバッテリーは、普段使いでスマホが2回充電できる位の容量である10,000mAhで5,000円前後と、手軽はいいづらい価格帯。どうせ新しいモバイルバッテリーを購入するなら「価格や容量よりも安心できるものを選びたい」と考えるようになりました。 そこで見つけたのが、大阪のメーカーCIOが手掛ける、次世代の「半固体系バッテリー」を採用したモデルでした。

「半固体バッテリー」とは?

一般的なリチウムイオン電池では液体の電解液が使われていますが、半固体バッテリーではゲル状に近い電解質を採用しています。この素材的な違いが、従来のバッテリーと比べて圧倒的な安全性を実現します。

・ガス化しにくく、発火や熱暴走のリスクを抑えやすい
・ゲル状の電解質により、破損時も液漏れしにくい
・温度変化に比較的強く、急激な発熱を抑えやすい

毎日持ち歩くモバイルバッテリーだからこそ、「万が一」のリスクが低いという点に魅力を感じました。

また、CIOが国内メーカーであることも、選ぶ上で安心材料のひとつでした。

普段使っているデバイスは海外メーカーも多いですが、万が一トラブルが起きた際には、国内メーカーのほうがしっかりサポートを受けられる安心感は大きいと感じます。

特に印象的だったのが、CIO独自の安全設計。
実際にバッテリーが高温になるのを経験した直後だったので、「熱くなりにくい」という設計思想は大きな安心材料になりました。
130℃の加熱試験をはじめ、短絡(ショート)・圧迫・釘刺しといったテストをクリアしているだけでなく 、バッテリーの核となる「半固体系セル」自体の温度が55℃以内になるよう設計され、内部温度に関しては、私たちが実際に手に触れる表面温度が42℃を超えないよう、出力を自動で制御する機能が備わっています。

【実機レビュー】CIO 半固体電池モデルを実際に使ってみた!

今回購入したのは、SMARTCOBY SLIM Ⅱ Wireless 2.0 SS5K
薄型のワイヤレス充電対応モデルで、価格はAmazonで6,980円でした。(購入当時)

女性が持つとこのようなサイズ感で、カラーはブラックを選びましたが、濃いグレーのようにも見える色合いです。

驚くほどの「薄さ」と、手に馴染むサイズ感

手に取って最初に感じたのは、とにかく薄くて軽いこと。厚さは約8.7mm。ポケットやバッグの隙間にも入りやすく、持ち運びやすさはかなり優秀です。
特に便利だったのが「重ね持ち」のしやすさ。 iPhone 15と重ねて持っても本体からはみ出さず、手のひらにすっぽり収まるサイズ感です。実際に帰りの電車で、つり革を握りながら立ったまま充電してみましたが、片手でも無理なく扱えるサイズ感でした。 10,000mAhも検討していましたが、厚さが17mmとiphone15 2台分の厚みに近いため5,000mAhを選択しましたが、持っていて厚すぎないちょうどいいサイズで手に馴染むサイズ感で良かったです。

Qi2対応でケーブル不要

ワイヤレス充電規格「Qi2」に対応しているため、iPhoneならMagSafe、Androidは別途マグネットリングでスマホ背面に固定してそのまま充電できます(ワイヤレス時の最大出力は 15W)。
ケース越しだと磁力は少し弱くなりますが、一般的なケースなら使用中に外れるような不安定さは感じませんでした。MagSafe非対応のケースでもここまで安定していれば、片手で持つのも格段にラクになります。これだけでも使い勝手は十分に良いと感じました。
ケーブルを持ち歩かなくていい」という快適さは、想像以上に便利です。
さらに、有線とワイヤレスを組み合わせて2台同時充電も可能です。
急いでいる時は、有線接続でスマホを素早く充電。一方で、スマホをワイヤレス充電しながら、イヤホンを有線で充電するといった使い分けもできます。
ただし、2台同時充電時は出力が各5Wまで抑えられるため、移動中などの“ながら充電”向きという印象でした。

完全パススルーが便利

地味に便利だったのが、完全パススルー機能
コンセント→モバイルバッテリー→スマホという接続にしておけば、モバイルバッテリーが満充電になった後は完全パススルー充電に切り替わります。バッテリー本体への負荷が少なく、長く使える設計になっているのも好印象でした。

気になった点

価格が高い

最大の懸念点は、5,000mAhで約7,000円という価格設定です。同価格帯なら大容量モデルも選べるため 、コストパフォーマンス重視の人には向かないかもしれません。
もちろん、SMARTCOBY SLIM Ⅱ Wireless 2.0 SS5Kを選ぶ方の多くは、価格の安さではなく、「安全性」を重視している方が多いと思いますが、次世代バッテリーの入門編として「まずは一度試してみたい」と考えている層にとっては、少しハードルが高く、決してコスパが良いとは言えないのが実状です。

しかし、5月20日には旅行系YouTuberおのださんが車内に置き忘れたモバイルバッテリーが原因で、750万円するテスラ Model3が燃えて廃車というニュースが報じられました。
こういったニュースを見ると、高くても少しでも安心できるもの、安全な製品を購入したほうがいいと思わされますね。

(参考:exciteニュース『人気旅行系YouTuber・おのだ、愛車が「モバイルバッテリー発火で廃車」と報告 「750万円で購入」のテスラ、消火後の衝撃光景』)

容量はやや控えめ

 屋外(最高気温17度程度)の環境で、有線充電にて約1時間使用した際の比較画像はこんなかんじでした。

また、本体の残量はメモリが残り2つ点灯していました。5,000mAhという容量は、最近のスマホなら約1回充電できる程度。 スマホ1台の予備としては十分ですが、PCやタブレットを充電するにはパワー不足です。 「外でガンガン動画を観たい」「ゲームを長時間楽しみたい」という方は、少し予算を足してでも、8,000mAhや10,000mAh以上のモデルを選んだほうが安心かもしれません。

残量表示が「ランプ点滅」なのが惜しい

最近はパーセント(%)でデジタル表示されるモデルも増えていますが、このモデルは4段階のランプ点滅のみ。 「あと何分使えるか」「あとどのくらいで満タンになるか」が直感的に把握しづらいのは、日々の使い勝手において少し不便に感じたポイントでした。

「安さ」よりも「安心」で選ぶようになった

今回リコールやニュースを通して、モバイルバッテリーに対する考え方が変わりました。これまでは価格や容量ばかりを見ていましたが、毎日持ち歩くものだからこそ、安全性も大切な判断基準だと見直すきっかけになりました。

日々powerwallなどの家庭用蓄電池の設置工事に携わっている私たちのもとには、『この蓄電池は燃えたりしない?』という不安の声が寄せられます。
蓄電池の設置業者として明確にお伝えしたいのは、「モバイルバッテリーと家庭用蓄電池では、求められる安全基準が全く違う」ということです。

カバンで持ち運ぶことができるモバイルバッテリーと違い、家庭用蓄電池は極めて厳しい安全基準(S-JET認証など)をクリアしています。熱暴走が起きにくい「リン酸鉄リチウムイオン」などの安全な素材が使われているだけでなく、私たちのような専門の施工業者が、設置基準を守り正しい配線で設置するためニュースのような発火事故が起こるリスクは極めて低く作られています。

持ち歩くモバイルバッテリーでさえ、発火のリスクを考えれば「安さ」だけで選ぶのは危険です。それが、毎日ご家族が暮らす家に設置する家庭用蓄電池であれば、なおさら「安全性」は妥協できないポイントになります。価格の安さだけで判断するのではなく、確かな素材と基準で作られたものを選ぶこと。蓄電池のプロとして、ご家族が「これを選んでよかった」と心から安心できるシステムをご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。


CIO 半固体電池 モバイルバッテリー SMARTCOBY TRIO / Pro シリーズ(Amazon)(CIO公式サイト

 

CONTACTお問い合わせ

当社へのご質問、ご不明な点は
こちらからお問い合わせください。