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インターネットが遅いと感じたら?その原因と対処

公開日: 最終更新日: 2024年06月19日 水曜日

いまや私たちの生活に欠かせないインターネット環境。些細なスキマ時間にもSNSや動画サイトを確認したり、夜ご飯のレシピのチェックやスケジュールの管理までインターネットを通して利用している方もいらっしゃると思います。
そんな中で日常的に回線が遅いな、読み込みが長いなと感じることは少なくないのではないでしょうか?

普段なにも問題なく使用できているインターネットが突然ページを開くのが遅くなってしまったり、動画が全然読み込めなくなったりしてイライラしたり、動画を見ていて重要な場面に限って読み込みが入り、がっかりしてしまうこともあるでしょう。
そんなインターネットで感じるストレスの原因を、本記事では大きく4つに区分けして、改善策をご紹介していきます。

事実ネット回線に不満を持っている人は多い

株式会社Link Lifeが、20代以上の社会人の方(750名)を対象に、2021年2月に行なったアンケートによると、全体の8割近いユーザーが自身の利用しているインターネットの速度に不満を感じているという結果が出ました。

インターネット回線

式会社Link Lifeより引用

回線速度の低下には、近年リモートワークや動画配信サービスの高画質化などの影響によって、ひとりひとりが使用するネットワークトラフィックが増加している事も起因していると思われます。

インターネットの回線速度を改善するため、私たちは何をしたら良いのでしょうか?

速度を改善するために確認すべき場所

・プロバイダ
・回線(光)
・周辺機器(ONU・ルーターなど)
・パソコン、タブレットなど

インターネットが遅くなっている場合、このどこかに原因がある可能性が高くなっています。

筆者のマンションも入居してすぐにテレビ回線と合わせてCATVで契約したものの、インターネット環境が悪くストレスを感じる事が多かったので別の光回線で契約し直しましたが、それでも改善が感じられないので回線業者に問い合わせた結果、住んでいるマンションが鉄筋コンクリート造だったことやルーター・ケーブルが古かったことなど原因が判明し、結果としてルーターをWi-Fi6対応の物に交換とケーブルをCAT.6Aの新しいものに交換しすることで改善しました。
また鉄筋コンクリート造のためルーターから遠い部屋は中継を設置することで改善し、家のどこでも快適にインターネットを利用できるようになりました。

このように回線が遅いからといってプロバイダを変えたとしても、原因が別のところにあれば必ずしも解決に繋がるというわけではないのです。

ネットが遅いからインターネットプロバイダを変えないとダメかなと考える前に、まずは自分で確認できる部分から見ていくことが大事です。
また、インターネットが遅いと感じていない方でも確認することで、より快適に使用できる可能性がありますのでぜひ一度確認してみてください。

事実ネット回線に不満を持っている人は多い

今回はスペック不足、メモリ不足、セキュリティソフト、ウィルスによる原因については省かせていただきます。

パソコンの場合

1.無線LANで接続している場合は有線LANで接続する。

インターネット

2.エリア接続の状態で速度が1Gbpsでリンクしているのを確認する。

タブレットなど無線LAN接続の場合

無線LANの通信速度の速い方に接続。

※写真の場合はa(5G)に接続する。g(2.4G)はaより通信速度が遅くなっています。
5GHzに対応していない機器だとaが表示されませんので非対応になっています。対応機器に変えることで改善する可能性があります。

周辺機器(ONU・ルーターなど)が原因の場合

ONU(光回線終端装置)の接続不良

LANケーブルの抜き差しや機器の再起動を行う事で改善されるケースがあります。
電源を切って5分程度待ってから、切った時とは逆の順番で戻していきます。

電源を切る場合

電源を切る場合
PC・タブレット → ルーターなど有線接続機器 → ONU

電源を入れる場合
ONU → ルーターなど有線接続機器 → PC・タブレット

ルーターの交換時期である

本体の寿命は4年~5年、規格の寿命は2年~6年、セキュリティの寿命は2年~5年と言われています。

壊れていないからと言って使用していると回線の最高のパフォーマンスを出せないルーターを使用している可能性があります。より快適にインターネットを使用したい場合には、新規格に対応したルーターの購入も検討する必要があります。

ルーターの接続台数の限界

Wi-Fiルーターは同時に接続できる端末の数に限界があります
近年ではテレビや冷蔵庫、照明器具などもインターネットに接続出来るようになっているため、気が付かないうちに台数の限界まで接続してしまっている場合があるのです。
限界を超えても接続できる場合もありますが速度が制限される等の弊害が起こるので自宅で何台くらい繋がっているのか、何台接続できるルーターを使用しているのか把握する必要があるでしょう。

LANケーブルの問題

LANケーブルがCAT.5以下であったり、接続不良があると速度が低下する可能性があります。
今であればカテゴリー6Aにしておくと長い目で見ても安心ですね。

LANケーブルのカテゴリの見分け方はケーブルに書いてあることが多いです。
写真の場合は『CAT.6』カテゴリー6のケーブルとなります。

回線の場合

プランで制限されている場合

フレッツの光ライトプラスのようなプランの場合、最大100Mbpsに通信速度がなっている場合があります。プランを見直せば早くなる可能性があります。

特定の時間帯のみ起こる場合

これは休日や20時から24時の時間帯によく起こるといわれています。
原因は単純にその時間帯にインターネットの利用者が増えるからです。回線は家の中だけの問題じゃないの?と思われる方も多いと思いますが、1本の光ファイバーケーブルを地域の区分けによって最大32世帯で共有していますので、同時に使う人が増えると単純にインターネットが遅くなるのです。

フレッツ光やドコモ光、ソフトバンク光など光コラボの場合は、全てフレッツ光の回線を利用しているため時間帯による混雑が起こりやすいようです。
auひかりやNURO光などの独自回線を持つ事業者に乗り換えを検討するとよいでしょう。

プロバイダの場合

障害やメンテナンス情報を調べる

公式ページに障害やメンテナンスの情報が出ています。
Twitterで調べると公式ページより早く出てくる場合もありますので情報を集めてみましょう。
この場合はどうすることもできないので復旧するのをおとなしく待ちましょう。

まとめ

インターネットが遅い原因は多岐にわたります。
遅いから回線事業者を変えよう、PCを新しくしようという方がいらっしゃいます。それが原因なっていれば改善することもあるかと思いますが、別の原因の場合せっかく新しくしても変えてもインターネットの速度の改善にはならないでしょう。
ルーターの確認やLANケーブルの確認など自分で簡単にできるものが多いのでまずは調べて確認してみるのもよいのではないでしょうか?

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