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アース線は繋いだほうが良い?雷サージ対策になるの?

公開日: 最終更新日: 2023年07月11日 火曜日

アース線といえば、家電製品のコンセントと一緒に伸びている緑や黄色の細めのケーブル。
身近なところでいうと、パソコンのコンセントからにょろ〜っと出ているイメージだったのですが、周囲のコンセントにアース端子が付いていないため、いままで特に触れることなく過ごしてきました。

先日、雨風が強く雷が鳴り始めたときに、パソコンが壊れたら困るなと電源を落としコンセントを抜いていたのですが、こんなときアース線を繋いでいたら対策として有効なのか気になって、アース線のことについて調べましたので、ご紹介したいと思います。

アース線の役割

アース線はその名のとおり地面(地球)につながっていて、万が一家電製品などで漏電した場合にその電気を地面に流す役割をもっています。漏電はコンセントや家電製品などが劣化している場合に起こります。漏電していることに気づかず製品に触れてしまうと感電してしまうことがあるので、それを防ぐためアース線を繋いでおくことが必要なのです。

一般的な家電製品だと下記のようなものにアース線がついていることが多いです。

アース線がついている家電

洗濯機・乾燥機
IHクッキングヒーター
エアコン
温水洗浄便座
食器洗い乾燥機
電子レンジ
パソコン など

基本的には漏電が起こりやすい水を使用する家電製品や、200Vの家電製品消費電力が大きいものなどにアースが必要になります。
また、静電気に弱いパソコンなどの精密機器を守るという意味でも接続が推奨されています。

アース線は繋いだ方がいい?

結論からお話しすると、洗濯機などの水を使用する漏電のリスクがある製品にはもちろんアース線を接続した方がいいでしょう。どんな家電製品でも漏電のリスクはありますが、水を伝って電気が流れるのでより一層注意が必要です。
また、パソコンなどの精密機器は漏電を防ぐというよりは、内部のデータを守るために接続するという方が目的としては大きいかもしれません。

家電製品はコンセントさえ繋げば使用することは可能ですが、経年劣化水をこぼすなどの人為的なミスによって漏電が発生することがあります。特に電子レンジなどの大きな電力を使用するものでは、命に関わる重大な事故に繋がりかねません。

また、漏電によって感電するだけでなく、漏電から発生した火花が火災に発展することもありますので、あらかじめアース線を繋いでおくと安心です。

実はアース線には接続する義務がある

ご存じの方もいるかも知れませんが、実は湿気や水気が多い水回り付近は法律によってアース線の接続が義務付けられています。具体的な範囲などは示されていませんが、キッチンやトイレ、冷蔵庫を土間や洗い場、地下室に置いている場合は接続の義務があるでしょう。

例えば温水洗浄便座食器洗い乾燥機IHクッキングヒーター洗濯機や、ほかにもエアコンなど基本的に電圧が200V以上必要になるものや、消費電力が大きい家電製品もアース接続は必須であると考えていいでしょう。

アース線のつなぎ方

アース線の接続は実はとても簡単で、電気工事士などの資格も必要ありません。
主にネジ式差し込み式のふたつの方式があります。

①ネジ式

アース線

コンセントの下についているカバーを開けてから中のネジを緩め、あらかじめ銅線を露出させたアース線を挟み込みます。下の画像のようにアース線の先がクワ型になっているものはネジの根本に挟み込み、そのままネジを適度に締めて固定します。

アース線

②差し込み式

アース線

ネジ式と違って差込口がついているタイプです。こちらの場合はクワ型の先を切り落とし、黄色と緑の被覆に切込みを入れてから引っ張って外し、銅線を露出させます。その後軽くひねって銅線を束ねたあと差込口に直接差し込みます。

エレコムのサイトが非常にわかりやすく掲載しているので参考にしてみてください。

コンセントにアースの差し込み口がない場合

家電製品にアース線がついていてもコンセントにアース差込口がない場合は、アース線を延長するか、アース付きのコンセントに交換工事が必要になります。
既設の場合だと、窓の隙間や壁に穴を開けたりしてアース線を地面まで繋ぐ工事が必要になるので、これからお家を建てる方は、部屋に設置する予定の家電製品を想定して必要な場所にアース端子付のコンセントを追加しておくとよいでしょう

アースの配線工事やアース端子付きのコンセントに交換する工事には電気工事士の資格が必要になりますので、お近くの電気工事店までご連絡ください。

アース線は“雷サージ”対策になる?

さてここまでアースは漏電対策としての役割を持っていることをお話ししましたが、最初の話に戻ると、アース線を繋いでおくことは雷対策になるのでしょうか?
落雷によって家電製品がダメージを受けてしまう雷サージの対策として、アース線は有効なのかご説明します。

雷サージとは

落雷によって生じた過電圧過電流が電線などを通じ、建物内に流れ込んでしまうことを雷サージといいます。
落雷が電柱や電線、テレビアンテナなどに直撃した場合、または雷が落ちた際に電柱や電線を通じて建物内に過電圧過電流が流れてくると、処理しきれず内部の基板が焼き切れるなどして故障してしまうことがあります。

パソコンを普段から使っている方は、雷が鳴ったら電源を落としてコンセントを抜いておけ!という話を耳にしたことはありませんか?
これは雷サージによってハードディスクなどが故障して大事なデータが消えてしまわないように、外部から電気が流れてくる可能性のある線を外しておいたほうがいいという注意喚起です。

雷サージを防ぐには

では雷サージの被害を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?外部から電気が流れてくる可能性のある線を外しておいたほうがいいとありましたがコンセントと一緒にアース線も外すべきなのでしょうか?

一番確実な方法は、コンセントなどケーブル類を外して外からの電気を断ってしまうことです。
このとき、できればコンセントと一緒にアース線やLANケーブルも外しておく方がいいでしょう。
というのも、本来地面に電気を逃がすためのアース線ですが、実はあまりにも大きな電気はアース線をとおり逆流してしまう可能性があります。これを逆流雷サージといいます。

では、アース線も頼れないとなると雷サージの対策はどのようにしたらいいのでしょう?

雷ガード付きの電源タップを使う

落雷が多いときはケーブル類を外した方がいいといいましたが、小型の家電製品などは簡単にコンセントなどを外すことができても大型の家電などはいちいち外すのが大変だと思います。
そういったときにおすすめな雷サージ対策として、雷ガード付きの電源タップを使用する方法があります。

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コンセント TESSAN 電源タップ 90°スイングプラグ 雷ガード付

充電器が各面同時に差しても隣の差込口に干渉せずすっきりとした配線を実現できます。

エレコム 電源タップ 雷ガード スウィングプラグ ほこりシャッター付

サムネイル

さまざまなシーンで使いやすい、雷ガード・ほこり防止シャッター付き電源タップです。

雷ガード付きの電源タップには吸収素子が内蔵されていて、家の中に入ってきた雷サージを代わりに吸収します。
大きな電圧を吸収する身代わりの役割を果たすので、使用回数や期限が決まっています。ほとんどの場合電源タップにランプがついていて、点灯している間は雷ガード機能が保たれていて、もし消えていれば交換時期とされています。

サンワサプライ ノイズフィルタ内蔵タップ

サムネイル

3P・8個口の抜け止めタイプでノイズフィルタ集中スイッチ、マグネットが付いたタップ

中には電源タップにアース端子が付いている製品もあるので、漏電対策しつつ雷サージ対策も行うことができ、ケーブルを外す手間も省けるのでおすすめです。

まとめ

今回はアース線と雷サージ対策についてお話ししました。アースが重要な仕事を担っていることや、意外にも接続義務があることについてご存知ない方もいたのではないでしょうか?

コンセントの交換工事や電源タップの買い替えなど、雷サージ対策には多少の費用がかかりますが、実際に雷が落ちてしまいパソコンなどの家電製品が壊れてしまった場合、金額は多少ではすまないでしょう。大事な家電製品が壊れてしまわないよう保険の意味を込めて対策しておくことをおすすめします。

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