【築10年以上のお宅必見!】知らないと危ない分電盤の交換タイミングとは 公開日:2025年09月06日 土曜日 最終更新日: 2025年09月06日 土曜日 みなさんのおうちに必ずある「分電盤(ぶんでんばん)」についてです。 キッチンで電子レンジを使いながらリビングでエアコンをつけたり、洗面所でドライヤーを使ったり。こういった同時に電気を使う暮らしを支えてくれているのが、分電盤とそこに収められたブレーカーたちです。 いわば、家全体の電気を管理してくれている“司令塔”のような存在なんです。 目次分電盤の寿命、知っていますか?トラブルのサイン、見逃していませんか?昔の分電盤は今より安全性能が低い電気を“もっと使いたい”ときも交換のタイミング分電盤の交換にはどのくらいかかる?施工事例紹介まとめ 分電盤の寿命、知っていますか? 実は、分電盤にも寿命があります。一般的には10年〜15年ほどと言われていて、交換推奨時期は13年~15年とされています。 「まだ普通に使えているし大丈夫」と思いがちなのですが、年数が経つにつれ、目に見えないところで部品が劣化していきます。電気が流れるたびに負荷がかかり、少しずつ反応が鈍くなっていくんです。 そのため、最近ではメーカーや電気工事会社の多くが「設置から13年を過ぎたら、そろそろ交換を検討しましょう」と案内しています。 第17回 古い分電盤は取り替えて、 電気を安心・安全・快適に 電気火災は、電源コードの劣化が原因の場合があります。漏電事故やショートによる火災を未然に防ぐためにも今お使いの古くなった分電盤の取り替えをおすすめします。 トラブルのサイン、見逃していませんか? 実際に私たちの元にも、「最近ブレーカーが落ちやすくて…」というご相談がよく寄せられます。電気の使い方が変わったわけでもないのに、 ブレーカーが頻繁に落ちたり、分電盤のカバーを触ってみると熱かったり、何となくジジ…という異音がしたり。そういった違和感こそが、「そろそろ交換した方がいいかもしれませんよ」という分電盤からのサインです。中には、分電盤の表面が変色していたり、焦げたような跡がついていたりするケースもあります。こうなると、見た目以上に中で何かが起きている可能性が高く、放置すると火災につながることも…。 昔の分電盤は今より安全性能が低い 10年以上前に設置された分電盤には、漏電ブレーカーが付いていないものも少なくありません。漏電ブレーカーというのは、万が一電気が漏れたときに、それを感知して電気を止めてくれる装置のこと。感電や火災を未然に防ぐための重要な機能です。最近の分電盤では標準装備ですが、古いものだと付いていないことも多いため、「うちは築15年くらいかな…」という方は、今の分電盤がどうなっているのか一度確認してみるといいかもしれません。エアコンを購入したり分電盤で作業することがある場合には、ついでに現在の自宅の分電盤の状況を聞いてみるとよいでしょう。 電気を“もっと使いたい”ときも交換のタイミング 最近では「エアコンを増設したいけど、回路が足りない」「EVコンセントを設置したい」というご相談も増えています。こういった場合、ただ機器を増やすだけでなく、それに対応できる分電盤側の余裕が必要になります。子ブレーカーを増やすだけで済むケースもありますが、古い分電盤では物理的に増設ができないことも多く、そのときは分電盤ごと交換することになります。“電気を使いたいのに使えない”というのは、けっこうストレスになりますよね。これを機に一度、家の電気の基盤そのものを見直しておくと、今後も安心して暮らせます。 分電盤の交換にはどのくらいかかる? ブレーカーの容量や回路の数によって前後しますが、多くのお宅では交換作業は、半日〜1日程度で施工可能です。費用は分電盤の種類や回路数などの内容にもよりますが、おおよそ5万円~10万円となります。「ちょっと高いな…」と感じるかもしれませんが、一度の交換でこれから10年以上の安全が買えると考えると、実はかなりコスパの良い設備更新です。 施工事例紹介 ここで実際の弊社の施工事例をご紹介します。 ブレーカーが落ちやすくなった、古くなった分電盤を交換、契約容量を上げたい、など様々なお悩みを解決します。 まとめ 分電盤は普段ほとんど気にされることのない設備ですが、 実は、電気のある暮らしを支えてくれているとても大事な存在です。 劣化が進むと、トラブルや事故のリスクが一気に高まり、 場合によっては火災や漏電といった深刻な問題にもつながります。 13年以上が経っていたり、ちょっとでも気になる不具合があったりしたら、 大きなトラブルになる前に、ぜひシスコムネットにご相談ください! 前の記事 そのエアコン、本当に大丈夫?残暑に備えてエアコン点検! 関連記事 2025.09.06【築10年以上のお宅必見!】知らないと危ない分電盤の交換タイミングとは 2025.02.04シスコムネット施工現場がテスラ公式X・HPで紹介されました。 2023.03.11施工事例②:家庭用蓄電池「FORTELION」 2023.02.04半導体不足はなぜ起きた?いつまで続くの?